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乳がんの自己発見につながる乳房のしこり、血の混じった分泌物

胃や肝臓、大腸などの内臓にできるがんは、自分の目で確認したり、指で触れたりすることはできませんが、乳がんは「しこり」や「皮膚のひきつれ」などの症状が現れるため、自分で発見することができる数少ないがんとなっています。

気になる症状はありませんか?

乳がんを疑って乳腺外科、乳腺外来などを受診した方の大半は、指で乳房の形状や硬さをチェックする自己検診を行った際に、「乳房にできた硬いしこり」を発見して異変に気付いたとされています。乳腺にできるしこりの9割は線維腺腫などの良性の病気ですので、しこり=乳がんとはならないのですが、良性か悪性かは検査をしないと分からないので、必ず専門医に相談しましょう。

乳がんの自己発見の手掛かりとして、次に多いのが「乳首からの分泌物」です。分泌物が両方の乳房から出ていて、色が透明あるいは乳白色の場合は良性の病気やホルモン異常が原因のことが多いので心配いりません。しかし、分泌物が片方の乳房に限られており、血が混じったような茶色・茶褐色の場合は、検査が必要となります。

乳輪にできる湿疹が不安だと思う女性も少なくありません。通気性の悪いブラジャーを長時間着用することでかぶれたり、アトピー性皮膚炎などで湿疹ができるケースが大半です。ただし、皮膚科で処方されたステロイド軟膏などを使用しても症状がなかなか治まらない場合は、非常にまれながんですが、「パジェット病」の可能性があります。

乳房の痛みや張りが月経前になって現れるのは女性ホルモンの影響ですので、問題ありません。しかし、月経周期に関係なく常に乳房に痛みを感じる場合は医療機関の受診が勧められます。乳がんでできるしこりは痛みを伴わないと思われがちですが、痛みを伴うこともあります。また乳がんのしこりは痛みが無くても、しこりが周囲の組織を圧迫して痛みの原因となっていることもあります。