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乳房のしこり、ひきつれ、へこみを早期発見する自己検診を行いましょう

乳房の自己検診は、乳がんの初期症状の可能性がある「しこり」と「乳頭の異常な分泌物」を早期に発見するために行います。入浴時や寝るときなど時間に余裕があるときに行うと習慣づけやすいのでオススメです。

乳がんのピンクリボン運動

月経のある人は、月経後の約1週間までにしこりを見つけやすくなっています。女性ホルモンの影響で月経前は乳腺に流れる血液量が増え、乳腺の組織も増殖傾向にあるため、乳腺が腫れているように感じられます。そのため、しこりを発見しにくい状態になります。閉経後の女性は毎月1回、火を決めて乳房をチェックするようにしましょう。

指先ががんのしこりに触れた時の感触は、消しゴムのような硬さがあり、立体感があって、指で押しても動きにくい感じがするのが特徴です。乳腺外科などを初めて受診して、乳がんが発見される患者さんのしこりの大きさは平均で2〜3cmとされていますが、自己検診では早期の乳がんである直径2cm以下で発見するのが理想です。

しこりのほかに、乳房の「ひきつれ」や「へこみ」があるかどうを調べることも大切です。鏡に向かって両手を何度か上下させて、乳房が動く様子を観察しながら、ひきつれやへこみがないかをチェックしましょう。少し前傾姿勢になって、乳房が垂れるようにすると異常を発見しやすい場合もあります。

頻度はそれほど高くありませんが、乳頭にがんが発生することもあります。また、初期の乳管内がんは乳頭から血が混じった分泌物が出たり、乳頭がただれることもあるので、よく観察するようにしましょう。このように乳頭、乳輪直下の組織に発生した乳がん細胞が乳頭部の表面に波及したものを「パジェット病」といいます。乳頭や乳輪のただれ、湿疹のようなもので発見される乳がんも存在します。

ただし、乳頭を力を入れてつねるとミルク状の黄色っぽい液体が出ることがありますが、これはほとんど心配いりません。また乳房全体の皮膚が赤くなって腫れたり、毛穴が浮き上がって熱を帯びている状態は、乳腺炎のケースが大半ですが、抗生物質で1週間経っても症状が改善しない場合は、炎症性の乳がんが疑われます。

自己検診の最後に、時間があれば脇の下のリンパ節にも触れてみましょう。腕の付け根にあたる脇の下の部分をひっかくように触ってしこりがないかを確認します。正常な状態の手の感触を覚えておいて。月1回ぐらいの頻度で触っていると、しこり等の変化があればすぐにわかるようになります。

乳房の自己検診は早期発見に欠かせないものですが、そのうえで、定期的にマンモグラフィによる乳がん検診を受ける、あるいは乳腺外科を受診するようにしましょう。